STAFF BLOG
こんにちは!
早稲田店スタッフの北です。
最近は涼しくなってきて嬉しい限りです(切実)
夏生まれなのに冬が好きな私にとってこれ以上の喜びはありません(笑)
さてさて、今日は「最短距離で目標を達成する方法」について話していきましょう。
と言っても私自身、精神論に偏りすぎるのは嫌いです。ですので今回は、
科学的視点からどのようにして最短距離で目標達成するかを話したいと思います。
個人的にはこれから受験をされる学生の方々や資格試験の合格を目指している方々に是非
見ていただきたい内容です。それ以外の方も大歓迎です!
このブログを書いているスタッフ北は現在、IELTS(アイエルツ)という英語の試験の勉強をしています。
IELTSなんてはじめて聞いたよって方も多いと思いますので、簡単に紹介だけ。
IELTSとは(International English Language Testing System)の略で、
留学、海外での就職、移住などの際に英語力を証明する為の試験です。世界140以上の国と地域、
そして約10000の高等教育機関や政府機関がIELTSを利用しています。
IELTSはリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能を総合的に測定するテストで
所要時間は約3時間です。運営はブリティッシュ・カウンシルやケンブリッジ大学などが共同で行っています。
実はこのIELTS、滅茶苦茶ムズいんです。
それを裏付けるのが、覚える必要のある単語の数です。
一般的にIELTSで必要な単語数は
6000~12000語と言われています。
この単語レベルがどのくらいか分からないと思うので
よく使用される英単語数とレベルが表示されているものをご紹介します。
2000語:日常会話レベル
4000語:中堅大学レベル
5000語:難関大学受験レベル
6000語:研究者レベル、専門用語習得レベル
うん、頭おかしい(笑)
なんだよ12000語って、、、
このIELTSを制するには単語の暗記なくしては有り得ないのですが、
この12000単語という膨大な情報量を如何にして効率よく獲得するのかが問題です。
そこで今回のブログのテーマに戻ります。
「科学的に最短距離で目標を達成する」
12000単語を覚えることが大変なのは
①未知の知識である
②普段使わないような情報と頻度
③覚えても忘れる
これに尽きると思います。特に③については誰もが頭を悩ましますね。
人間は忘れる生き物なので仕方ないと言えば仕方ないですが、
逆を言えば、この「覚えても忘れる」という現象を如何にして軽減するかで
効率がグ~~~ンっとアップします。
下の図をご覧ください。
これはドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスの提唱した
「エビングハウスの忘却曲線」
というものです。
この表は時間経過と共に、どれだけ記憶したことが頭に残っているかを示しています。
逆を言えばどれだけ忘れるかを表しています。
人が何かを学んだ時、
ということがわかります。
さらにこの図からわかることは
ということです。この情報をどうやって学習に役立てていけるかを見ていきましょう。
下の図はカナダのウォータールー大学の研究結果です。
黒い線は記憶です。まず最初、何も知らなかったところから勉強をし、知識を得ました。この時点では記憶は100%になります。
しかしそのまま復習せずにいると、黒い線のが表すように徐々に忘れていきます。
ではどう復習したら知識をしっかりと記憶させられるかということですが、それはこの図の黄色い線を見てみましょう。
学習した後24時間以内に10分間の復習をすると、記憶率は100%に戻ります。そして次回の復習は1週間以内に、たった5分すれば記憶がよみがえるのです。そして、次は1か月以内に2~4分復習すれば、また記憶は復活します。
これらの科学的な研究結果に基づいて学習するだけで
学習効率は格段に跳ね上がります。
ベストな復習のタイミングは、
ちゃんと覚えておいて下さいね!!
どうせやるなら最短距離で確実に成果を出したいものです。
このブログを見たあなたは是非!!忘却曲線を意識して学習に励んでみてください!!